社会的比較理論で安心感

1.なんだかんだで比べてしまう

みなさんは、自分がすでに買った・持っているモノにも関わらず、改めて値段を調べたりしちゃいませんか?
私はめちゃめちゃあります! そして、自分は「安く買った」「いいものを買った」と再確認することで安心してしまいます。
これが“社会的比較理論”です。

2.CMでも使われているこの心理

みなさん、トヨタクラウンのCMを見たことありますか?
こんなやつです

以前聞いた話で、クラウンは別に”CM流したから売れる”車でもないとのこと。すでに一定のファン層がいますもんね(w
ちなみに、私はタクシーを捕まえる際、少々時間があれば敢えて新型クラウンを探して乗ってしまいます(デザインはさておき、ノリ心地は最高レベルです。デザインはさておき)
んでもって、「運転手さん、いい車ですよねぇ♪ある程度スピード出した時の安定感が最高です」と伝えると「これ、3.0Lなんだけど、いい加速よ♪ちょっと出してみるね。」と言ってスピードと共に自慢話が出てくる出てくる!

ではなぜCMを敢えて流すのか。

それは、「私はいい車に乗っているんだ。よかったよかった」という“既存ユーザへの安心感を訴求するため”だとか。

日立グループの「この木なんの木・・・」と少し似た意味合いですね♪あれは、従業員の家族に対して「お父さんはこのCMにも出てくる会社で働いているんだ♪すごいんだ」と想ってもらうことが主目的だとか。もちろん、愛社精神が高まり、離職率が低くなったと言う話(とある人から効いた話なので本当かは未確認です)

そう考えてCMやら広告やらを見ていくと、色々おもしろいですね。

3.士・農工商・穢多非人も

江戸時代の身分制度もこの心理を突いています。武士の反乱や農民一揆を抑えるためにできた制度ですので、「**と比べたら自分は上(優勢)だ」と思わせて安心させる。
まあ、日本以外のあらゆる身分制度は全てこの心理効果が効いているのかもしれませんね。

4.ビジネスにおける社会的比較理論の活用

では、実際のビジネスにおいて、この社会的比較理論をどう活用するのか。
「社会的証明」と少し似ていますが、”そのコト・モノ・トキを”する”ことで、あなたがどれだけ社会的にも優位になるか”をしっかりと伝えてあげましょう。
相手が目指す・理想に近づける(なれる)のであれば、尚更良いですね♪
私がよく実施ていることとしては「私が**さんの立場だとして、”これをする(した)”としたら、****ができますし、***なことだって♪」と、一緒の視点で将来を少しイメージさせます。

5.心理なんだから、ある程度は仕方ないと思おう

最後に、「他人と比較してはいけない」「**さんも使ってるから、私も使いたい」・・・
なんて私も以前は強く言っていたりしていましたが、人の心理なんだから(ある程度は)仕方ないですよね(w
だって、”心理から外れている”ような人は、俗に言う”人間らしい”から遠のいてしまいます。それはそれで問題です。

とはいえ、「え?うちの旦那なんて・・・なのよ。おたくが羨ましいわぁ」 これは切にヤメていただきたい! 全く安心感得られん!
(直接言えないので、このブログを見てくれることを願ってます)

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